メキシコはティフアナで近年盛り上がり続けているパワーバイオレンスシーンにあってHKFY, Balacera, DFMKらと共にその中核を成すVIOLENCIAが、2023年リリースされた1stフルレングス!!
この度CDフォーマットでの再発を手掛けたのは船橋から世界へパワーヴァイオレンスの橋を架けんとする(?)新興Snake Dog Recordings。
leechでマイクを取る彼が惚れ込み、実際にライブも見てアプローチしたという今作のCD化、とくれば、そりゃーカッコよくないわけがないでしょう!
今作は反響の大きかった1st EPから数年の間に複数のsplit作品やコンピレーションへの参加を経て満を持してのリリースということで、その内容も「入魂」そのもの。ラティーノかくあるべしと言わんばかりの土着感を感じるサグさ爆発のサウンドはパワーバイオレンスが持っているレベルミュージックの側面をより際立たせており、速さ爆発のパートはもちろんスラッジー/メタリックなそれとは違う質感の"遅さ”にもブチ上がってしまいます。
この質感に対してわかりやすくFFOを挙げるとすると、無論でleech、その他に同郷ティファナのHKFYほか, Chulo, In disgust, Gets worseが思い浮かびます。
ライブもゴリゴリやってるようで現場で映えそうなパートが非常に多いのも◎。今後どんな活動を見せてくるか楽しみなところです。
【VIOLENCIA on bandcamp】
https://violenciahc.bandcamp.com/album/viviendo-tiempos-a-n-m-s-oscuros