AmputeeやChainsaw to the Faceのメンバー擁するフィラデルフィアングラインドコアDURIANと日本国神田産トライバルグラインドコアKANDARIVASとのスプリット作品。現在USのパワーゲートとして国内でも好き物諸兄を唸らせているNerve Altarから7inchを準備中とのことで、当店入荷分はOBLITERATION Records a.k.a はるまげ堂からのCDヴァージョンとなります。 DURIANはサイココントロールから出てたアルバムで知ったクチなのですが、実をいうとChainsaw to the Faceのメンバーがやってたというのはこの度改めて調べて知りました。何のライブの時かよく覚えてないのですが、以前このsplitの件をこっそり教えていただいた際はその場にのたうち回って驚いたものです(笑) 先攻DURIANはイリーガルな匂いをプンプン漂わせるサグさ爆発ハードコア系譜のグラインドコア。これ見よがしに落とすパートが無くてもモッシュを誘う展開をモリモリ組み込んでくるのは流石。そして来年5月にはこのフィーリングを体感できるジャパンツアー(with GOD'S AMERICA)も発表されてます。GWの予定を空けておくように。 後攻KANDARIVASは過去にGrind Surgical ShrineやBlast Up Your Ass(split with Bucher ABC)に収録していた楽曲を現在のメンバーで再録した5曲を提供しており、もちろんキングオブフルーツの曲として(?)ライブで定番化している名曲"Eat,Sleep,Grind...Durian!"も収録。 「曲がライブで育つ」とはよく言ったもので、過去作品に収録していた内容をさらにブラッシュアップした2023年時点の完成系と言える内容で、こちらはサグさよりは「タフさ」に振り切っているといったところでしょうか。違いとして一番耳に残るのはKneeya氏のキレイに歪むスクリームかと思いますが、そのほか積み重なるディティールの変化を聴き比べてみていただきたい。