1996年結成以降現在に至るまで活動を続けるイタリアングラインディンデスメタルのCadaveric Crematoriumの3rdフルレングス。今作はイタリアのPunishment 18 Recordsから2008年にリリースされていたブツですが、この度Despise The Sun Recordsとの取引の際に縁あって当店にも巡ってきました。この「巡ってくる」というのはディストロの面白いところの一つだな～と思っています。男のロマン的なやつです。はい。 そんなことは置いといて 楽曲の内容はというと、ジャケやロゴの感じからして結構しっかりブルデスに寄ってる感じかと思ってましたが、蓋を開けてみるとテクニカルな細かいリフ、テンポチェンジ、展開をド直球なグラインド的パッションと融合させた楽曲で、あくまでもデスメタルの土台を派生していった先にグラインドとのクロスオーバーのポイントがあったって感じでしょうか。僕とかはグラインドの亜種として認識したものの、この辺の括り方はリスナーそれぞれによって分かれそうです。 とはいえ、フックに富んだ楽曲はどれも非常に質が高く、どんな好みの人にもアピールできそうな安定感がある一作に仕上がってます。