original
つい数年前にGridlinkが10年ぶりの帰還を果たした時はそれこそ気絶するほど驚いたものですが、そこからさして時間を空けずにその続きとなる絵図が描かれたらしく、それはBarren Pathと名を変えて世界に新しい狂気を運んできた。聴くたびに気絶しそうになるのでこれでは生活がままならない。全く困ったものです。
スタープレイヤーとして個人がフォーカスされることが(ドラマー以外は)極端に少ないグラインドコアにあって、世界中のリスナーからギターヒーローと認知されているTakafumi Matsubara氏と、同じく現代最高峰のブラスターBryan Fajardo。ここにCoronet Juniper(2023年)の録音に参加したMauro Cordoba…、つまりGridlinkの最終ラインナップの楽器隊に、MARUTAのボーカリストを加えたBarren Pathは、よりプリミティブにグラインドコアの道を模索する。
つい(ex.〇〇)の看板に引っ張られそうになるけれど、このコレクティブがやろうとしていることはそれとは無縁なように思える。よりシンプルに、純粋に、信頼し合うミュージシャンが集まり結果として生まれたグラインドコアをアウトプットしているように感じる12曲の狂気の塊。
アンヒューマンレベルのK点を余裕で飛び越える旋律を前にして、今日も私達になす術はない。
【bandcamp】
https://barrenpath.bandcamp.com/album/grieving