
90年代のドイツのグラインドシーンの多分最もニッチな席に腰を掛けていたノイズグラインドVentilatorの1991年と1993年のスタジオテイク合計44曲を収録した編集盤?フルレングス?。Fear of Godへの憧れと情熱が服を着て楽器を持ったらVENTILATORの出来上がりってなもので、ノイズとハードコアによる混沌を完膚なきまでに表現した一作。
"ノイズコア"とか"ノイズグラインド"と評されることが多いようでFFOで言うとAnal Cuntや7 Minutes of Nauseaになると思うのですが、B面最後の方にはINFESTのカバーも収録されているあたりノイズに偏るだけではない音楽性がうかがえて、楽曲としてもファストコアスタイルの展開やオールドスクールなステンチ/クラスティ/HCの要素も多分に感じます。レンタルスタジオに備え付けの天井吊りのマイク1発で録ったみたいなプロダクションもその筋のスキモノ諸兄には垂涎ものでしょう。
ここまでで名前を挙げたバンドの他、DEATH DUST EXTRACTOR(津山)とか、なんならSOW THREAT(沖縄)とか好きな人にもぜひ聴いてみて欲しい一作です。
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