2013年から活動を続ける静岡の狂気Cudoaが現在の編成となり初となる公式音源をドロップ。その名は「FURY 」当店にも着弾です。 圧倒的な存在感を示した前作となる1stフルレングス(Écorché/2019年)にて楽曲に独自の色彩を加えたボーカルYukari氏を欠き、2022年4月以降はメンバー間でのパートチェンジを経てNobu (Vo)、Koji (G)、Motonori (Ds)というベースレススタイルを確立。昨年春からレコーディングが開始された今作が2024年4月、ついに日の目を見る。 グラインドコアを基調としながらギターキッズの琴線に触れるメタリック＆センスフルなリフは独自のバランスの上に成り立つ静と動の対比を際立たせており、バイオレンス・カオス・エモーショナルを見事に混在させた全6曲を収録。SkitとなるTr5 "時遊(Jiyu)"ではゲストのMichiaki Masubuchi(音秘)氏による浮遊感のある音像が飛び交い作品に華を添えている。 また、ベースのオーバーダブ無しという点は彼らが紆余曲折を経て手にしたスタイルへの自信の程の表れであり、結果このEPには"今のCudoa"の空気がそのままに凝縮されている。 6曲というコンパクトなパッケージの中で変幻自在な顔を覗かせながら、どこか硬派で燻し銀なところを感じるあたり、FFOに挙げられるのは屍やMOTIVELESSといったところ。憂国日本の現行グラインドコアの歴史に加わった新たな爪痕をチェックしよう。 Cudoa on... 【facebook】https://facebook.com/cudoa.official 【X】https://twitter.com/cudoa_official 【instagram】https://instagram.com/cudoa 【bandcamp】https://cudoa.bandcamp.com