RIPPED TO SHREDSのメンバーとしても活動するAndrew Lee氏が手掛けるゴアグラインドHOUKAGO GRIND TIME”放課後グラインドタイム”。先日まさかの来日公演が発表されたジャパニメーションオマージュスタイルのゴアグラインドの雄が放つ2023年リリース2ndフルレングスとなります。
今作ではゲストにROTTEN SOUNDSのKeijo、GOREPOTのLarry、FIRST DAYS OF HUMANITYのTapoなども参加した意欲作で、ONIKU、Heinous、REGURGITATEなどに共通するグラインドフレームに恐ろしく流麗なギターソロや様々使い分けるボーカルスタイルが乗っかる。前情報から察するにもっとサンプリングがモリモリかと思ってたらそっちはかなり控えめ。超有名なあの一言だけかろうじて出典がわかりました笑
常日頃Bandcampを漁っていると、放送のワンシーンをスクショしたり頑張って手書きしたと思しき女の子ジャケを目にする機会が多々あったりしますが、その多くはあまり食指の伸びない出来のもののように思います。
別ジャンルの文化へのリスペクトが表層をなぞるだけになるのか、別次元の作品に昇華できるのか。この違いにクリエイターとしての根本的なセンスの有無を感じてやまないところです。
本作は圧倒的に後者。めちゃくちゃカッコいい。
【The Second Raid on bnadcamp】
https://houkagogrindtime2.bandcamp.com/album/houkago-grind-time-2-the-second-raid
ー下記余談ー
又聞きの話なうえにちゃんと裏を取ってないのですが、昔友人から聞いたアニメの豆知識を一つ。
"攻殻機動隊"の有名なシーンで、草薙素子が高層ビルから落ちながら光学迷彩で姿を消すやつ。どうもあれって当時のアニメ制作技術の粋を極めたハイパー超絶技法を使って表現したセンセーショナル描写だったらしく、公開されるやいなや国内外のアニメオタクたちの度肝という度肝をブッ潰した。らしい。
そういうのもあって、非常に高い評価を得るきっかけになったのだとか。