

783punxを主宰するEdiがボーカルを務めるポーリッシュグラインドコアHERIDA PROFUNDAが昨年12月にリリースした最新作となる2ndフルレングス!!!定期的にスプリットを出してるのは見かけていたものの、フルレングスは2013年の前作からなんと9年ぶり。LPは783punxのほか3社が参画。CDもGive Praise Recordsと共同ということで、色々体制を整えたうえでの気合の一作というのがうかがえます。
一曲ごとがカッチリ展開の構築された楽曲となっており、速さ短さに頼り切らない正統派なスタイル。歌詞の内容やタイトルにはポリティカルな言葉が並んでいることからも分かる通り反体制・政治批判のメッセージを込めた現行EU型のクラスティグラインディンハードコアサウンドを15曲収録。
中でも自己組織化やDIY精神に関するメッセージは、どこかで聞いたことのあるアルバムタイトルに背を押され個人がそれぞれに持つ「力」をアジテートする。どうやら政治腐敗や権力者の無能・強欲ぶりはどこの国も同じらしい。国会に火をつけろ。パワー・トゥ・ザ・ピープル。
【HERIDA PROFUNDA on bandcamp】
https://heridaprofunda.bandcamp.com/album/power-to-the-people
ー下記余談ー
HERIDA PROFUNDAはUKのバンドだと思っていたのですが、この度Bandcampを覗いてみると出身がポーランドになってまして、かと思ったら783punxへの荷物の送り先はUK(Edi宛て)になってまして、結局どっちのバンドと言えばいいのかはよくわかりません。