30年来の活動を見せるジャンクノイズグラインダーDeformityと今回の入荷元であるBase Record Productionのマルコやローカルで数多くのバンドに参加しているマークを擁する1990結成のベテランゴアグラインドMixomatosisががっぷり四つに組んだsplit作品。2021年リリース。 Deformityは併せて入荷している3wayで披露している楽曲とはまた違った印象を与える手法でマシンガン寄りのブラストマシマシスタイル。そして一部にキー無しのスリースタイル管楽器を混ぜる難解ぶり。こういうのにサックスが入ると急に現代音楽っぽくなりますな…。キレを全く感じないモッサリしたリフと2ビート、ファジーな歪みが気怠さを引き立てていて非常に◎。 対するMixomatosisはゴアグラインドを標榜してるようですが曲はスタンダードゴアとノイズグラインドのエリアに片足ずつ突っ込んで正体不明の「美」の池にダイブした感じ。意味わかりませんか。僕もそう思います。誤解を恐れずに言うと所謂ゴアグラインドを聴きたい人よりはもっとジャンク＆パーティーな雰囲気を求めてるリスナーにオススメです。 しかしこういう風に曲の切れ目がめちぇくちゃ細かく入ってる面を見ると再生する前から期待しちゃいますね。