
みんな大好きExcruciating Terrorが2014年のMARYLAND DEATHFESTで披露した極悪&強烈ライブの模様を収録したライブ盤。Look At The Worldのリフが流れ始めた時点で全人類ブチあがるしかない。
Under the Burning Sky→Under The Burning Sun
Por Que No Conosco El Miedo→Porque No Lonozco El Miedo
Don't Care Who You Are→I Don't Care Who You Are
みたいにタイトルがスタジオアルバム時から変わってる曲もありつつ、14曲の収録中1st, 2ndフルの内容をまんべんなくプレイ。
たびたび記載しているようにライブテイク大好きマンの自分からするとこういう変にプロダクションのテコ入れが入ってないパッケージは本当に嬉しいところです。
下記、ライブテイクに関する余談。
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僕はいつからライブ盤だとかちょっと割れてたりするライブ映像のサウンドが好きになったんだっけ?と思い返してみると多分これが原体験かなと思う出来事を思い出したので書き残しておきます。
さかのぼること12年。
当時大学生だった自分が一人で渋谷で終電を無くし友人宅へ向かって246沿いを駒沢大学方面へ歩いていたところ、道中でクラウディオと名乗るおっさんが声かけてきて、結局そいつと飲みに行きそいつの自宅があるという用賀まで一緒に帰ったんですね。
用賀についてからもコンビニ前でダべったりマックのテラス席でうだうだしたりしててこの時点でまあまあ謎なんですが、さらに意味わからんことに、別れ際そいつからハンディサイズのテープレコーダーをもらったのです。何故????
美味しいクッキーの内包を察した僕はその足で友人宅に行きすぐに分解したのですが特にそれらしい物は見当たらず。
結局そのテレコは当時やってたバンドのライブを自分用に録音するためにしばらく使ってました。
で、不思議なことに何故かそれで録るとどんなに失敗したテイクもめちゃくちゃカッコよく聴こえるのです。
今思えばきっとテープに直でエア録りすること自体によるコンプレッションとか普段触れてなかったフォーマットで聴くという特別感とかそういう色々も要因としてあったのかもしれない。
とにかく、それ以前はライブ録音というと箱のオプションで頼めるやつ(ラインものだけめちゃくちゃデカく録れちゃってるやつ)くらいしか聴いたことなかった僕の中のライブテイクへの印象は、このテレコによる音楽体験をもってポジティブなものに変わっていったのではないかと考えています。
そして最大の謎は、顔と名前を覚えるのが死ぬほど不得手な自分がクラウディオのことは今でもはっきり思い出せてしまうということです。
ヤツは一体何者だったんだ…