original
※2022年10月9日(日)発売
2010年結成。来日経験もあるノルウェー/オスロのメロディックグラインドコアBeaten To Deathの2020年最新作、の2022年リイシュー盤。ESAGOYA Recordからのリリースは今作で10作目を数えます。
今年の5月頃Grind4Ukraineへ参加した際ラインナップに知り合いを何組か発見。そこにBeaten to deathの名前もあり久々にマーティン(Gt)とメールしてたらノリと流れで今回のリイシューが実現しました。
B2Dは僕がディストロ/レーベルをやろうと決めてその準備に奔走していた頃、真っ先に過去タイトル入荷のコンタクトを取ったバンドの一つであります。当時は「こういうバンドのリリースに携われたらすごいよな~」なんてボンヤリと夢想していましたが、それが現実のものとなり大変興奮してます。
そんなわけでオリジナルの2LPはウチでも取り扱いがあり、その際紹介していた通り全ての楽曲が本当にセンスフル。お茶の間レベルに浸透しても何ら不思議ではないポップネスと「なんちゃって」とは無縁の本物のブラストのマッチアップはやはり完璧でしょう。
今作はノルウェー語で「かまうな。私は森へ引っ越す」と銘打ったタイトルの通り富士の樹海を含めた世界(と宇宙)の4つの森をテーマにした4部構成の作品で、現代グラインドコアの最高峰といえる表現力を武器に、静かな導入からラストの大団円パートまで詫び寂び豊かで雄大なグラインドストーリーを描く。そして、そのコンセプトを彩るアートワークが本当に素晴らしい。素材をもらった時に嬉しくなっちゃってつい8面のピローインナーとその倍サイズのフォレストシートを封入しました。完全に魔が差しました。
もはやグラインドコアのくくりで語るべきではない領域に足を踏み入れた彼らは来年には次回作も予定しているとか。久々にインタビューも行いその辺の話も含めて聴かせてもらったのでぜひご覧ください。
<interview with Martin>
https://note.com/esagoyarecords/n/nd9ea5193d58b
<Laat maar, ik verhuis naar het bos on bandcamp>
https://esagoya.bandcamp.com/album/laat-maar-ik-verhuis-naar-het-bos