90年代初頭から活動を続けるも00年以降すっかり活動していなかったブラジルのゴアグラインドヘビーウェイトVômitoと同じくブラジルのパソロジカルゴアTraqueomalaciaによる2022年3月リリースの地獄ゴアsplit。 先攻Vômitoは2020年にも久々のリリースがありましたがそれはデモのコンピだったのでこれが事実上の復活作。SEからゆっくり始まって本領発揮は3曲目からって感じでしょうか。便宜上ゴアという紹介の仕方をしますが正統派なグラインドコアリスナーにもバッチリアピールできる内容で、HeinousやVomi Noirなど好きな人にもオススメです。 後攻のパソロジ君は音的には割と硬派というかむしろキメも構成もリフもアンサンブルトータルでいい感じに整ってる部類だと思うしサブボーカルであるシャウト含めて考えたらジョージ・A・ロメロ的なほっこりホラー感あるグラインディンHCなんですが、完膚なきまでに叩き込む下水道系スロートにより一気にゴアの領域へ楽曲を誘引している謎仕様となっています。なるほどこういう方法もあるのか。 P.S 当店にリーチしてくださってる皆さんはグロジャケ、デスマッチ、スプラッター映画などものともしないディガ―a.k.aウォーリアーだと思うので心配はしていませんが、Traqueomalaciaのbandcampを探すなら一応閲覧注意されたし。(当店オーナーはガチグロ写真系のジャケが大変苦手なので一応…) 【split on bandcamp】 https://disturbedmindrecords.bandcamp.com/album/v-mito-traqueomalacia-traqueovomitative-grinders-files-of-grotesque-pathologies