


これめちゃくちゃカッコいい。2003年から2012年まで活動していたストックホルムグラインドコアSPLITTERの2007年2ndフルレングス。CDヴァージョンはOEFのカービー主宰のObscene Productionsから出てましたが当店入荷は同じくチェコのInsane Society RecordsからのLPとなります。
絶対どこかで聞いたことある名前だしなんならかなりいい印象を持ってたんだけどどこで知ったんだっけと思ったらEndless Demiseが参加してる3wayに入ってたバンドでした。
1st「Vardagsångest」はこの時期のスウェディッシュグラインドのご多分に漏れず初期ナザムの柳の下にあった感じですが、3年を経てリリースのこちらではSkitsystem的ともHHIG的ともつかないクラスティを含んだグラインドコアになっていて(前述の3wayも同年リリース)、ブチ上げ突撃ビートに哀愁漂うコード感も単音トレモロリフもしっかり載せてくる楽曲。00年代のスウェディッシュグラインドに多くの人が期待する要素とそれに相反する要素をいい感じにブレンドした良盤。特にちょいちょい出てくる現代的なグラインドヴァイオレンスに通ずるめちゃくちゃやるパートが絶妙です。
あと、「ピアノとかストリングスとかの導入からバンドオールインのブリッジのカッコよさ選手権」があったとしたらこのラストトラックは優勝候補ではないでしょうか。