SOLD OUT
日本にもシンガポールにもドイツにも同名のバンドがいましたがこちらはデトロイトのEYESORE。2015年のDemo、同年のVague Expressions、2016年の "Hands of Justice、2017年の Trade Fatesをコンパイルした編集盤で、それぞれ単独でのフィジカルリリースがなかったところをAbusive Noise Tapesが1本に纏めたフルディスコグラフィーとなります。
泣く子もドン引きの40曲収録ですが皆さんの期待通り1分以上の曲は2曲しかなく10秒以下の曲は11曲あり、ゆえに40曲なんてあっという間に終わります。こういったショートカットスタイルはアルバムの形にするにあたって演奏やプロダクション云々と同じくらいギミックのアイデアが大きくクオリティに関わってくるわけですが、そのあたりについてもリスナーの厳しい審査を難なくクリアできそうな音楽的素養を感じさせる内容で、武骨さというか、RAWとは違う意味での低域の乾き方や治安の悪そうな感じやドラムの雑さが最高。
どっからどう考えてもパワーヴァイオレンスですが、グラインダー諸兄にも自信をもってオススメの一作です。
【EYESORE on Bandcamp】
https://eyesore.bandcamp.com/music