


90年代中盤から00年代初頭にかけて良質なグラインドコアのリリースを重ねていたアンダーグラウンドレーベルUpgroundのオーナーでもありDISTURBANCE PROJECTのギタリストとしても活動しているGerardo擁するスパニッシュグラインディンスーパーグループRAGEOUS INTENT。
これまでに複数のSPLITとコンピレーションへの参加で音源を残していましたが、2019年に満を持して9レーベルが関わりリリースされた初のフルレングスがこちら。
高低別れたデュアルスロートと2ビートとブラスト主体で進むストレートな正統派グラインドであると同時にハードコアレコードとも解釈できる内容で、一聴してアプローチできるリスナーの幅も広そうな懐の深さを感じます。Gerardo以外のメンバーも千両役者が揃っただけあってキメ一つや展開一つとっても納得のクオリティ。
普通に個人的な好みの話で恐縮ですがこのボーカル(低)がかなりツボで、発音の仕方なのか喉の鳴らし方なのかわかんないですがこういうキレイなガテラルは本当カッコいいっすな。
【RAGEOUS INTENT on Bandcamp】
https://rageousintent.bandcamp.com/album/s-t