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Blue/White
¥880
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Gray/Black
¥880
今やすっかりヘヴィウェイトと言えるサウスカロライナのWVRMによる2014年2ndEP。DeadRedQueenRecordsリリースの2020年再発盤テープ。
パンク系譜、メタル系譜、オリジエーター昇華系譜に続き、ノイズやスラッジの要素も加えたUSハードコア系譜のグラインドコアが広く日の目を見るようになった頃のリリースで、こういったいわゆる10年型のグラインドコアが多くのキッズの心を掴んだことも納得できる内容。謎にアルミン(from進撃の巨人)のセリフがSEで入ったりしますがそれはそれとして、ひねってるけど明朗なリフをふくよかな歪みで鳴らすギターと爆撃ドラム、その魅力をバッチリ伝えるプロダクション、やっぱ総合的に聴きやすくて、変な含みを持たせるわけではなく万人受けする曲でカッコいい。この頃から音楽性を引き継いでいる2020年のアルバムも素晴らしい内容でした。
下記余談。「流行り」と言ってしまえばそれまでですが、多分どんな業界でも共通の話でクリエイティブが多くの人に受け入れられるにはそのものの出来と同じくらいそれが時代にマッチしているか否かというのが関係してるわけで、それを踏まえてNAILS、Full of Hell、WVRM、Cult Leaderあたりの受け入れられ方を考えると、10年代に時代が求めていたのはこういうサウンドだったのかな~と思ったりしてます。
【WVRM on Bandcamp】
https://wvrmgrind.bandcamp.com/album/where-all-light-dies