



グラインド超大国ドイツの新鋭wreckによる2018年1stフルレングスで、B面には2017年のDEMOをまるまる収録した太っ腹仕様テープとなります。バンド在庫残少だったのでしめやかに全部回収しました。
無駄のないストレートなベースレス編成の曲にキレキレな中低/高域デュアルスロートを乗せるスタイルで、列強ひしめく欧州のシーンにもまれているだけあってメンバー全員のプレイヤーとしてのレベルの高さがうかがえる実にハイレベルな楽曲と土着的活動スタンスが実に素晴らしい。
クリアなプロダクションでグラインドコア掘り始めの方にも生粋のグラインダーにも自信を持ってオススメできる内容です。B面のDEMOはおまけ的な立ち位置ですが、このギターがブチブチにブッ潰れてる感じもたまりませんな。翌年リリースの1Class Collapseとのsplitと併せてチェックを。
ちなみに、各サブジャンルの現代的な要素も多分に含んでいるので若手なのかと思ってたらボーカルのジョーンズ君は私とタメ(1988年生まれ)とのこと。サムライチャンプルーとカウボーイビバップが好きだと言うので攻殻機動隊と菅野よう子をレコメンドしておきました。
友人ご夫妻が作ったというファンジンも送ってもらいましたのでwreckタイトルをお求めの方に先着でお付けします。ZINEの方はインタビュー、ディスクレビュー、ライブインフォなどがぎっしり詰め込まれていて、ドイツ語なのでさすがに翻訳に手間取りますがそれも含めて充分楽しめる内容です。
【Wreck on Bandcamp 】
https://grindtillwreck.bandcamp.com/album/v-is-for-violence